11月9日、周南市立富田中学校とマラウイのカプタ小学校をつなぎ、Web交流プログラム「DOTS」を実施しました。お互いの協力があったからこそ、とても盛り上がった交流でした。

富田中は「マラウイと交流したい!」と集まった生徒たち、マラウイ側は6名の子どもたちが交流に参加しました。

今回は、富田中側は事前準備も含めて、「生徒が主体的に行うこと」を大切にするため、先生は手を貸さないというスタンスで行われました。

参加当日も、zoomの接続から進行まで、大人の手を借りずに自分たちで行いました。

私たちColorbathスタッフも、当日のメインセッションは画面と音声オフでの参加となりました。

富田中の生徒たちは、おどおどしながらも自己紹介を始め、マラウイ側の生徒たちも様子を見ながら頷いたり、グットサインをしたり、反応をしていました。自己紹介も富田中生のものを受けて、してくれました。

最初は自己紹介をただ発表していた富田中生でしたが、カプタ小の子たちからの反応が薄く、どうしたものか…となっていました。そんな中、カプタ小の子どもたちが知らないものを画像を使ったりして伝えようとする場面があり、そこでやっとカプタ小の子たちの大きなリアクションを得ることができました。
そこから、「これ、知ってる?」「BTSって知ってる?」と言った質問で、お互いの理解を深めていました。

少し話題や言葉が詰まった時には、カプタ小の子から日本の発電の仕方についてや、コロナの状況などについての質問が飛ぶ場面もありました。

早い英語の聞き取りに富田中生は皆で頭を抱えながらも、何度も聞き返し、先生に「これ、なんて言うんですか?!」と尋ねながら、なんとか答えを繰り出していました。

また、それと同じようにマラウイ側も、聞き取れなかった言葉を丁寧に聞き返し、応えようとしていました。

話すだけでは交流にならず、聞いて、受け取り、そこからさらに聞き返すということが自然と起こっていった場でした。

最後には富田中生がダンスを披露し、カプタ小の子たちも「すごかった!!!」「楽しかった!」との声が上がっていました。

やはり最初は手探りな雰囲気で始まりますが、最後には、子たちはそこにあるものをフルに活用し、なんとか交流するという力強さを持っており、それを垣間見ることのできた会でした。

これからも、交流の中で少しずつ培われる変化をつぶさに観察していきます。