2024年度、私たちは山口市教育委員会と連携し、市内の公立小学校12校・公立中学校6校でDOTSプログラムを実施しました。本プログラムは、児童・生徒が海外の同世代とオンラインでつながり、異文化交流を通じて多様性への理解を深めることを目的としています。
今回の実施では、マラウイやネパールの子どもたちとの交流を通じて、児童・生徒たちは異なる文化や価値観に触れる貴重な機会を得ました。

先生方の声
実施後の先生方からは、多くの前向きな声が寄せられました。
- 「実施前は不安もありましたが、様々な方のサポートのおかげで無事に終了しました。児童・生徒たちが『通じた!』という喜びを感じられたことが何より良かったです。」
- 「昨年度に続いての実施だったので、リラックスして臨めました。児童・生徒たちは恥ずかしがりながらも、積極的に話しかけようとする姿が印象的でした。」
- 「他国の子どもたちと交流することで、異文化への興味を持ち、学ぶ意欲が高まる貴重な経験になったと思います。」
また、「リアクションやジェスチャーが意外と通じることを実感し、言語以外のコミュニケーションの重要性を学べた」という声もありました。
児童・生徒たちの変化
児童・生徒たちの成長も顕著でした。
- おとなしいタイプの児童・生徒が、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢を見せた。
- 異文化交流を通じて、外国への興味を持ち、学習意欲が向上した。
- 「もっと世界の人々と話してみたい!」という意欲が高まり、授業への取り組み方が変わった。
- マラウイやネパールについて自発的に調べる児童・生徒が増え、世界への関心が広がった。
「外国人って本当にいるんだと思った」という素直な感想もあり、オンラインでのリアルな交流が児童・生徒たちに与える影響の大きさを改めて実感しました。

先生方の学びと今後の活用
先生方も、このプログラムを通じて新たな気づきを得ました。
- 「オンライン交流に対するハードルが下がり、準備が少なくても児童・生徒同士の自然な交流ができることがわかった。」
- 「ICTを活用することで、気軽に世界とつながり、児童・生徒の貴重な体験を生み出せることを改めて感じた。」
- 「異文化交流の機会を通じて、児童・生徒の学習意欲が高まった。」
今後の授業では、今回の経験を活かし、
- 学校生活全般での異文化交流の促進
- コミュニケーションの目的・場面・状況を意識した授業設計
- 海外の文化や人々への理解を深める活動の継続
といった取り組みを進めていきます。
DOTSの価値
今回の実施を通じて、DOTSプログラムが児童・生徒たちの視野を広げ、学習意欲を高める強力なツールであることを再認識しました。
すでに実施された先生方からは、「またやりたい」「他のクラスや学校でも実施したい」という声が多数上がっており、本プログラムの価値を改めて感じていただけました。
まだDOTSを導入されていない学校の先生方も、ぜひこの機会にご検討ください。オンラインで世界とつながる体験が、児童・生徒たちの未来を広げるきっかけになることは間違いありません。
また、DOTSの具体的な内容や活用事例について詳しく知りたい方は、【DOTSセミナー】へのご参加もおすすめです。プログラムの詳細を直接知ることができる貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください!
今後も、より多くの学校でDOTSプログラムが実施されることを期待しています。