2025年3月10日、広島県の府中町立府中中央小学校で、DOTSを実施しました。今回オンラインでつながったのは、アフリカ・マラウイにあるカプタ小学校。両校の子どもたちが、言葉や文化の壁を越えて、お互いの「得意なこと」を披露しあう時間となりました。

得意なことが、世界をつなぐ

この日のテーマは「じぶんの得意を伝えよう」。府中中央小学校の子どもたちは、イラスト、サッカー、空手など、それぞれの得意なことを堂々と紹介しました。画面越しに拍手を送りあったり、笑顔でうなずきあったりと、言葉が通じなくても「すごい!」「楽しい!」という気持ちが自然と共有されていく様子が印象的でした。

マラウイのカプタ小学校の子どもたちも、ダンスや遊びを見せてくれ、府中中央の子どもたちの目はキラキラと輝いていました。

繋がりの背景にあった“特別な想い”

今回のDOTSが実現した背景には、担当の先生の特別な想いがありました。実は担当の千田先生は、以前JICA海外協力隊としてカプタ小学校に赴任していた経験があり、日頃から子どもたちにマラウイの話をしていたそうです。

「子供達には再三、私の配属先やマラウイの話をしてきたので、実際の様子を見せてあげられたらこんなに嬉しいことはないです。」と話す先生の言葉からも、今回のプログラムが、ただの国際交流ではなく、想いのこもった時間だったことが伝わってきます。

今後に向けて

DOTSは、世界中の学校と子どもたちをオンラインでつなぎ、「違いを楽しみ、つながりを感じる」機会をつくる取り組みです。これからも、こうした心の交流が広がっていくよう、全国の学校や先生たちとともに挑戦を続けていきます。