11月9日、DOTSセミナー 日本とマラウイで考える、これからのインクルーシブ教育 〜特別支援教育×国際交流の可能性〜を開催しました。

教員、生徒、保護者、団体職員と多種多様な立場の参加者が「教育」というキーワードでつながり、お互いに考えを深め合う素敵な時間になりました。

自己紹介

Colorbathイベント恒例の自己紹介からスタート。

今回も全国各地からご参加頂きました*

団体・DOTS紹介

今回のイベントでは、初めてColorbathを知ってくださった方や、DOTSのプログラムそのものに興味がある参加者の方が多かったので、代表の吉川がColorbathとDOTSのこれまでを説明しました。

DOTSは、日本、ネパール、マラウイの学校をオンラインでつなぎ交流するプログラムです。教育現場での「オンライン交流」と話すと、コロナ禍でオンラインでの活動が盛んになったことがきっかけなのかな?と思われがちなのですが、実は、Colorbathではコロナウイルスが流行するはるか前の2012年からこの活動を行っています。

佐藤先生のお話

ここからは、ゲストとしてお呼びした武山支援学校の佐藤雅哉先生にバトンタッチし、9月に実施した特別支援学校でのDOTSの実践とそこで得た学び、今後の展望をお話していただきました。

武山支援学校では、中等部の生徒を対象に、マラウイのウォンガニ先生との交流を行いました。
自己紹介をしたり、イラストが描かれたカードを使いながらマラウイのことを質問したりしました。

今回のDOTSを終えて、佐藤先生は多くの発見をしたそうです。

実施前は、不安な気持ちもあったそうですが、生徒の皆さんの口から、「せかい」「マラウイ」「こっき」といった言葉を聞くことができたり、緊張しながらも勇気をだして自己紹介をする生徒の姿をみることができたといいます。

今後の展望として、このような活動を単発ではなく、持続的に行っていきたい、今回は初めての取り組みだったこともあり生徒と先生の交流でしたが、今後は生徒同士での活動にも挑戦してみたいとお話していました。

対話の時間

参加者の皆さんから質問や感想をいただく時間です。

普段の生徒さんの様子や授業の目標設定などについて詳しく説明していただきました。

また、参加された他の特別支援学校・学級の先生方にもお話していただいたり、実際にDOTSに参加した生徒さんと保護者の方に感想や授業を終えてからの様子をシェアしていただいたりしました。

なかなか特別支援教育と触れる機会がないスタッフにとっても学びとなる貴重な時間でした。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

次回のDOTSセミナー

12/6(水)に英語力ってなんだろう?〜わたしが国際交流を授業に取り入れるワケ〜を実施します。
今年最後のDOTSセミナーです。是非ご参加ください。