文科省が官民協働のオールジャパンで日本の教育を海外事業展開していくための取り組みとして行われている「EDU-Portニッポン」に、この度、公認事業としてColorbathが採択されました。

Colorbathが行うEDU-Portプロジェクトは、マラウイと山口県の生徒・教師同士がオンライン/オフラインで交流しながら日本の学校のクラス運営の手法を共有し、教師同士のICT活用トレーニング、生徒の同世代同士の交流を通して互いを知り、学びを深め合うプロジェクトです。

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本プロジェクトの実現に向けて、Colorbathでは着実に準備を進めています。

9月23日、本プロジェクトを行う予定の、山口県周南市立富田中学校にて、オンライン交流を行う上で必須となるインターネット接続のテストを行いました。

マラウイと繋がった瞬間、富田中学の先生方も興奮の声を上げられていたのがとても印象に残っています。ある先生は、交流後、「陽気な性格のマラウイの方とお話して、もっと明るく、ポジティブにいこうと思いました!」と笑顔でお話して下さいました。また、オンラインで繋いでいる間に、マラウイの学校内の様子を紹介してくれて、マラウイと日本、相互の理解の促進が行われたのではないかと思っています。

Colorbathは、「外部の力を借りずに学校/先生だけで海外との国際交流ができる環境を作る」ということも念頭に置いています。従って、使用する機材やインターネット環境は、それぞれの学校の環境下でできることを先生と一緒に相談しながら設定していきます。Colorbath側で持ち込んだ機材で実施するのがやりやすいですが、学校の取り組みとしての持続性を考え、基本的な学校の環境で最適なものを提案するようにしています。

富田中学校では、学校のWI-FIに接続できるデバイスが、セキュリティ上、指定のタブレットに限定されていてパソコンは接続できなかったり、パソコンにはマイクやカメラが内蔵されておらず設定を変更する必要があったりしました。これらは、「物理的には対応できる」ことではありますが、パソコンやZoomに慣れていない先生からすると、何をどう調べていいかもわからない、といった状況にもなります。

とても地味で見えにくい部分ではありますが、学校におけるICT環境面をフォローしていくこと、そして「こんなこともできるのか!」と先生方の表情が明るくなっていく様子を見ると、私たちもすごく嬉しいです。

今後はそういった課題を解決するとともに、今後も、学校や先生とともに、子どもたちや先生方がより安心してオンライン/オフラインでの交流を行えるよう、サポートしていきます!