11月8日と11月10日の2日間にかけて、山口市立徳地中学校とネパール・サンスカールをつなぎ、オンライン交流プログラム「DOTS」を実施しました。
前回の「イングリッシュ・キャンプ」の実施につづき、今回は英語の授業を利用しての交流。
各回とも、2つの国の生徒さんの個性が溢れる時間となりました。
英語の授業だけど…数学!?
第1回は、2年1組の生徒さんとネパールをつないで実施。
最初は少し緊張しながら自己紹介をしていた生徒さんも、ネパール側からの質問に自分なりの英語で答えていくうちに、リラックスしていったようでした。
また、「数学が好き!」という回答をきっかけに、数学の問題をお互いにつくり、解き合う交流がスタート。これはColorbathスタッフも先生方も予想しておらず、まるで数学オリンピックのように白熱した空間に、両国ともに大盛り上がりでした。
自由に体を動かしながら参加できるのも、オンライン国際交流の魅力。
お互いに自分の国で流行している歌と踊りを披露するなど、充実した時間になりました。
英語「を」学ぶだけではなく、英語「で」学ぶ。
コミュニケーションの手段としての英語を活用しながら、お互いの好きなことを紹介し合う様子がみられたことが、印象的な交流でした。
大人も子どもも一緒に。
第2回は、2年2組の生徒さんたち、そして学校の先生や地域の方々も参加しての交流でした。
ネパールの子どもたちからの「Do you have any question?(何か質問はある?)」という問いかけに、さっと手を上げたのは、なんと後ろに座っていた学校の先生。
地域の方々がパソコンの前に座って質問をする場面も多くあり、大人と子どもが一体となって参加していたのが印象的でした。
また、生徒さんたちも、うまく伝わらなかったらゆっくり言いなおしたり、ホワイトボードにイラストを描いて伝えたりと、工夫を凝らしながら交流に参加していました。
今回の交流は、以前DOTSセミナーにも登壇した塚原先生が、画面外でファシリテート。
通訳をしながらも、ネパールの子たちにも声をかけたり、日本側の生徒がリラックスして参加できるようにコメントを挟んだりと、ご自身も楽しみながら活動に参加していました。
Colorbathスタッフも見守りながら、ネパール・日本の大人と子どもから、多くのことを学べた交流でした。
まずはリアクションから!
第3回は、1年1組の生徒さんと、同じく12〜13歳のネパールの子どもたちをつないでオンライン国際交流を実施しました。
学年が違っても、国際交流の内容はいつもシンプル。
「I am ○○(私の名前は○○です)」「I like Soccer!(サッカーをするのが好きです!)」
といった、「I(私)」を主語にしたシンプルな会話をきっかけに、ラリーを続けていきます。
今回は、ネパールの子どもたちに伝統的な遊び「トゥンギ」を実演してもらったり、現地のソウルフードモモについて説明してもらったりと、相手の国の文化についても理解を深める時間になりました。
写真を見せるために少しカメラに近づいたり、相手の発言に「Nice!」とリアクションをしたり、子どもたち自身の工夫が光った会でした。
今回の交流について、先生と話します!
12月6日(水)19時半より、徳地中の塚原先生と、「英語力ってなんだろう?」というテーマで今回の交流について振り返るオンラインイベントを実施します。
先生の生の声をきくことができる貴重な会になりますので、ぜひご参加ください*