10月28日、周南市立富田中学校とマラウイ・カプタ小学校をつなぎ、Web交流プログラム「DOTS」を実施しました!
日本からもマラウイからも多くの生徒が参加し、活気に溢れた1時間でした。
交流の様子
今回は、マラウイから9名、日本から30名の生徒が参加。富田中では、SDGsの探求を目的とした、放課後活動の一環として実施されました。
マラウイの生徒からの「こんにちは!」という声から、元気よく始まった交流。
富田中の先生がファシリテーターを務める中、生徒たちは次々と自己紹介をしていきます。趣味や好きなスポーツ、将来の夢についてなど、話題は尽きず大盛り上がりでした。
最初は緊張していた様子の生徒も、マラウイ側からの拍手やリアクションに背中を押され、対話を楽しんでいました。
「伝えよう!」というエネルギー
オンラインでの交流は、必ずしもスムーズにいくわけではありません。しかし、言いたいことがうまく伝わらない場面にこそ、学びのチャンスはあると思っています。
他の言葉で言い換えてみたり、ジェスチャーを使って説明してみたり…。
聞く側も、一生懸命に理解しようと、身を乗り出して耳を傾けます。
最終的に「伝わった!」瞬間の喜びや一体感は、格別です。
今回の交流でも、そんな前向きなエネルギーを、何度も感じることができました。
垣根がなくなる瞬間
「DOTS」は、あらゆる垣根をなくしてくれる時間でもあります。
例えば、「教える先生」と「教わる生徒」の関係。もちろん、先生方にはサポーターとしての役割も担ってはいただきますが、一緒にオンライン交流を楽しみ、学びを体感することの大切さも伝えています。今回も、教室全体がのびのびと参加している様子が印象的でした。
そして、「マラウイ」と「日本」という国籍の違いも、生徒たちは簡単に飛び越えてしまいます。
国と国との国際交流ではなく、友だち同士の対話を。
DOTSが大切にしているこの言葉は、生徒たち自身の「知りたい!」「伝えたい!」が源になっているのです。
交流後…
マラウイの生徒に感想を尋ねると、「楽しかった!」という声と共に、日本の生徒の名前をたくさん挙げてくれました。特別な準備をしなくても、記憶に残る交流はできるということが、よくわかった瞬間でした。
富田中とマラウイの交流は、今後も継続的に行っていきます。今後、生徒たちがどんな言葉を交わし、体験を共有していくのか、とても楽しみです!
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今までたくさんの交流を実施してきましたが、一つ一つ、違った感動のカタチが生まれると感じています。それは、先生方や生徒たちと共に、「楽しい」「もっとこうしたい」に丁寧に向き合い、一緒に創り上げてきたからです。
これからもWeb交流プログラム「DOTS」では、オリジナリティあふれる対話の形を模索していきます。
次回のレポートも、お楽しみに!