7月27日(木)、DOTSセミナー『特別支援教育×ネパール・マラウイの教室とつながる~「オンライン交流」の実践事例と可能性~』を開催しました。

当日は、特別支援教育に携わる先生方や教育学を学ぶ学生さんにご参加いただき、特別支援教育と国際教育の可能性を考え、学びを深める時間になりました。

自己紹介

まずは、アイスブレイクもかねて参加者全員の自己紹介を行いました。

名前や所属だけでなく、一番好きな国や自分をパンに例えると?なども話し、和やかに進んでいきます。

DOTSの説明

今回、初めてColorbathのイベントに参加してくださった方も多いということで、スタッフの椎木から簡単にオンライン交流プログラム「DOTS」の説明を行いました。

DOTS説明スライドの一部

事業開始のきっかけやこれまでの実践紹介、プログラムに対する想いをお話しました。

佐藤先生のプレゼン

佐藤先生のプレゼンの様子

そして、今回のセミナーの主役である神奈川県の支援学校に勤務する佐藤先生にバトンタッチし、次の9月から実施を予定しているDOTSを用いた授業計画や佐藤先生自身の想いをお話していただきました。

特別支援学校において国際教育を行った事例はとても少なく、校内でも実施するにあたって多くの障壁があったという佐藤先生。しかし、海外の子ども達とのコミュニケーションを通じて、支援学校に通う子供たちに「自分の気持ちが相手に伝わった」という自信を感じてもらったり、人とのつながりを広げたりして欲しいという熱い想いから異文化交流授業を取り入れたいと考えたそうです。

DOTSでは、それぞれの対象児童や授業計画に合わせてスタッフが一緒にプログラムを企画します。佐藤先生は、その自由度の高さに惹かれ、今回DOTSでネパールとの交流をおこなうことにしました。 

また、限られた授業時数のなかで、事前学習から交流、振り返りをする予定なのかといった授業計画や、これからも持続的に国際理解教育を取り入れていきたいといった展望もお話していただきました。

授業実践イメージ

作戦会議

プレゼンの後は、参加者の皆さんからのフィードバック

感想だけでなく、対象となる生徒さんの特性についての質問、授業の進め方や実際のネパールとの交流時のコミュニケーションの仕方に対するアドバイスなど、活発な議論が行われました。

Colorbathとしても初めての挑戦となる特別支援学校でのDOTS。参加者の方の意見を聞いて、特別支援教育について初めて知ったことも多く、とても参考になりました。

私たちは、9月からの実施に向けて、佐藤先生を最大限サポートしてまいります。イベントにご参加頂いた皆さまありがとうございました!