10月26日(水)20時から、第2回DOTSセミナー「世界とつながる教室のつくり方」を開催しました。

当日は、富田中学校教諭・水島先生のお話を聞きつつ、参加者の懸念点、DOTSに対する期待やねらいなども共有できました。

自己紹介を軽くすませた後、今回は水島先生が、富田中学校のDOTSにおいて「挑戦」しようとしていることの共有から始まりました。

その挑戦とは、マラウイの子どもたちと交流したい生徒たちを集め、事前準備から当日の進行まで先生たちが手を出さない、というものです。

これに対して、水島先生は葛藤を抱えていました。

生徒が自主的に動き、交流するために、先生が手を出さないと決めたものの、どうしたら良い交流になるのか…本当に何も手を貸さなくていいのか…何か失敗したときに、「失敗させちゃった!」ではなく、「よしよし…!!いいぞ!」と思える失敗とは何なのだろう…?といったものでした。

参加者と共に、不安を分解しつつ、「失敗をプラスの方向へ持っていける」というイメージや経験値が必要なのではないかという仮設が立ちました。

実際に11月9日(水)に、富田中学校とマラウイのカプタ小学校の交流が行われ、子どもたちはしっかり交流をしていました。

富田中学校とカプタ小学校の生徒たち

水島先生の葛藤や、今回の挑戦、また今までの富田中学校でのDOTSのあり方が共有されたことで、参加者の先生は、自分の学校と比較し、より解像度を高めているようでした。

9月に引き続き、DOTSについての考えや取り組みの共有に加え、学校教育やそれぞれの学校の課題、それに対して前向きに取り組む先生方の思考の共有という場に、なりつつあると感じました。

Web交流プログラム「DOTS」は、出前授業のような形をとっていません。
学校が中心となって授業をつくることにとことんこだわり、先生方とのコミュニケーションを積み重ねてきました。

今後はこれまでの経験を活かして、「DOTSアンバサダー」と呼ばれるような、DOTSを行った経験のある先生が他の先生方に、授業づくりのコツやアイデアをシェアする取り組みを活発化していく予定です。

その一環として、「DOTSセミナー」毎月開催していきます。初めての方も、2回目・3回目の方も、ぜひお気軽にご参加ください!