2月16日と2月20日、山口市立湯田小学校の5年生3クラスとネパール・サンスカールをつなぎ、オンライン交流プログラム「DOTS」を実施しました。昨年11月に実施したクラス以外の子どもたちにもネパールとの交流を届ける機会となり、充実した2日間でした。

2月16日の交流

今回の交流は、ネパールの子どもたちの元気な「こんにちは!」の日本語からスタート。

自己紹介や、相手のことをきく質問が中心の交流でした。

食べ物の話題はやはり定番。

湯田小の子どもたちは、ネパールの食べ物「モモ」「チョウメン」などに興味津々な様子でした。

また、お祭りや季節のイベントに関する話題でも、

ネパールに季節が6つあることや、クリスマスを(基本的には)祝わない代わりに秋に大きなお祭りがあることなど、

ネパールについて新たなことをたくさん学んだようでした。

印象的だったのは、初対面だからこその「名前を一生懸命呼ぼうとする」場面。

なかなか聞き取れずに時間がかかったとしても、その分、相手の名前を覚えられたときには嬉しい気持ちになる。シンプルな対話だからこそ味わえる相手の優しさや温かさを、感じてもらえていたらうれしいなと思います。

また、ネパールの子どもたちからも、日本に対してたくさんの質問がありました。

自分自身の好きな物事や、いま暮らしている日本という国について。

ここまで集中して想いを馳せる時間は、ふだんなかなかないかもしれません。

「話す」「聴く」両方において活き活きした生徒たちの様子を引き出せるのが、DOTSの真骨頂のひとつだなと改めて感じました。

お互いにダンスを踊りあう時間もあり、賑やかで楽しい交流となりました。

今回はColorbathスタッフがサンスカール現地からサポート。

2月20日の交流

2月20日には、5年生2クラスとつなげて交流を行いました。

1回目の交流

お互いの「自己紹介」と「好きなもの」を知り合うことからスタートした交流で、子どもたちは身を乗り出して、「それは何?」「美味しそう!」と反応していました。

日本の子どもたちは、ネパール側の答えが聞き取れなかったときには、「One More!」とジェスチャーで伝えてアピール。生き生きとコミュニケーションをとっている姿が印象的でした。

つたわったときには拍手をしたり、Goodマークを手で作ったりと、お互いにフォローしあうことも。

周りの大人が「こうしてね」と言わなくとも、自ら工夫をする子どもたちが頼もしかったです。

(話す側もきく側も身を乗り出して)

印象的だったやりとりは、「サッカー選手で誰が好き?」。

「僕が答えたい!」と次々と手を挙げる子どもたちを、ネパールの生徒も楽しそうに見守ります。

「メッシが好き!」という日本側の回答に、「僕もメッシを知っているよ」と答えると、目を輝かせて嬉しそうにしていました。

2回目の交流

両校ともにメンバーチェンジした2回目の交流。

ネットが不安定になっても落ち着いて待ったり、ネパールの「こんにちは」である「ナマステ」を必ず使ったりと、自然な思いやりが溢れました。

日本とネパールの間の「違い」を見つけるのも面白いけれど、「同じ」を見つけた時はもっと嬉しい。

「フライドチキンが好き!」という日本の子の言葉に、「美味しいよね!」と笑顔になったネパールの子どもたちの姿に、それが現れていました。

また、「好きな教科」の話題から「体育」があがると、ネパールの生徒がテコンドーを披露。「かっこいい!」「すごい!」と歓声があがりました。

ちょっと恥ずかしながらも実演してくれたネパールの子も、嬉しそうでした。

最後はハートで記念撮影。

3回にわけておこなった今回の交流、とにかく前のめりで、どんどん会話のタネを見つけて進んでいく子どもたちの姿をみることができ、私たちもとても楽しかったです。

次回の交流レポートもお楽しみに*